本屋で印刷特集をやっており、そこに並んでいた「文字の母たち」という本に目がとまり、手に取ってみたんですが、活版印刷のその歴史とその役目を終えようとしている時の流れとを知る事のできる写真集でした。
ヨハネス・グーテンベルクによって活版印刷技術が確立し、聖書が印刷されましたという話はよく言われている話だと思うんですが、その後印刷技術はどのように発展したのかという事を全く知りませんでした。
本書は写真中心の本ではありますが、間に書かれている解説のテキストも本当に勉強になる。王政とともに各年代の職人が文字を作り納めていたり、アルファベットにとどまらず“オリエンタリスト”と呼ばれる人はギリシャ語やヘブライ語、アラビア語、エジプトの象形文字のようなものも組んでしまうとか、すごい。
本の表紙には漢字の辞書のようなものの写真がつかわれているんですが、漢字の活版印刷もここで長い年月をかけて作られ、それが後に日本に入ってきたりしているそうです。おどろきました。
photo by Alain Bachellier
Flickrで写真がないか少し検索してみたら、Alain Bachellierという方が L'atelier d'Art de Imprimerie Nationale - a set on Flickr で写真を公開していました。フランス語が正確に読めるわけではないので、ひょっとしたら間違ってるかもしれませんが、ネリさんも出てきてるので(文字の母たちに出てきた女性の活字彫刻師さん)、たぶんそうなんじゃないかなと思います。ccライセンスだったので、何点か掲載させていただきました。
参考:
- L'atelier d'Art de Imprimerie Nationale - a set on Flickr
- DNP 秀英体 「文字の母たち Le Voyage Typographique」のおしらせ
- 活字の旅と記憶、港千尋『文字の母たち』 - 三上のブログ
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