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書体デザイナー小林章さんの欧文書体2おもしろいです。欧文書体その背景と使い方に続く書籍なんですが、今回は、定番書体と演出法という副題で、大きく2つの章に分かれています。前半は実例を紹介しながら、欧文書体の使い方を解説してくれていて、後半は定番書体徹底解剖!


まず、前半からテンションあがります。カラーの写真が豊富で、ヨーロッパに小旅行に出かけたような気分に。ヨーロッパの生活風景から、高級感を演出する書体、親近感を演出する書体、食欲をそそる書体。国ごとに比較する、イギリスらしさを演出する書体、ドイツらしさを演出する書体、フランスらしさを演出する書体。また信頼感を伝える書体として、HelveticaやUnivers、Futura、新しいサンセリフ体としてVialogTheSansOfficina Sansという書体も紹介されていました。Vialogはミュンヘン市の交通システムで使われていて、TheSansはスイスの電話会社swisscomの公衆電話などに使われているそうです。


それぞれの書体を事例を交えて紹介してくれているので、こうやって使うのかぁ〜と、すごく勉強になります。イギリス、ドイツ、フランスの比較もすごくおもしろい。ロンドン地下鉄の駅名表示のNew Johnstonに日本人が関わっていたなんて全然知りませんでした。(参考:aki's STOCKTAKING: New Johnston


後半は定番書体として、Helvetica、Garamond、Palatino、Zapfino、Univers、、、それぞれを細かく解説してくれています。また、Helveticaをのぞく書体に関しては、制作者にインタビューまでしてて(そんなこと、小林章さん以外できる日本人はいないんじゃないか)、すごいなぁ〜と思いました。おもしろかったのは、UniversやFrutigerを作ったアドリアン・フルティガーさんが、OCR-Bというバーコードなどに使われているフォントを共同開発していた話。(フルティガーさん -> Pictures of his Life on Flickr - Photo Sharing!)趣向を変えてと紹介していた、ヨアヒム・ミュラー・ランセイさんの作ったフォントの話が興味深かったです。(参考:article: form makes us ask for meaning


日本語の書体は普段使っている母国語なので、感覚的にできる部分もあるのですが、欧文書体はやっぱり知識が必要だなと。でも、それを忘れて、楽しんで書体を選んだらいいような気もしました。また、今度は実際に手を動かしながら、じっくり読みたいと思います。


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