今回で3回目の参加となりました。WEBサイト制作者のための HCD(人間中心設計)の理解 in 名古屋(ペルソナ/シナリオ法)。
ちょっと遅くなってしまいましたが、レポートをまとめました。ルーコの水野さん、浅野先生、トライデントの河口先生のブログとあわせてみていただけるとより良いです。
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講義
ペルソナ/シナリオ法とは、例えばウェブサイトを作ったときに、そのターゲットとなる架空のユーザー(ペルソナ)を立てて、そのペルソナが目指すゴールを決める。そしてゴールまでのシナリオを考える手法。Visual BASICを開発したアラン・クーパーが開発したゴールダイレクテッドデザイン/目標主導型設計の中で出てくる概念。ヨーロッパで始まったHCD(人間中心設計)はこのペルソナの概念を取り入れた形になるそうです。なので、ペルソナ/シナリオ法は、HCDのプロセスの1手法となる。
参考:ゴールダイレクテッドデザイン − @IT情報マネジメント用語事典
ユーザーはどんな人?
ペルソナ/シナリオ法って、要はウェブサイトを作っている時に、その対象がどういったユーザーなのか、そのユーザーは何を目的にしていて、そのゴールは何かをはっきりさせることではないかと講義を受けて感じました。開発者がそれぞれ若者を対象にと言っても、30半ばの男性はまだ自分は若者と思っているかもしれないし、20代前半の女性は、自分は若者ではないと思っているかもしれない。ペルソナはそういった開発者間でのぶれをなくすこと。また、幅広いユーザー層を対象にデザインをするのではなく、ある特定のユーザーを対象に商品を開発した方が結果的に他のユーザーの満足度を上げることにもなることが多々ある。(例:フライトアテンダントのキャリーバック)
不明瞭なユーザーは、開発者がターゲットユーザーとなってしまいがちで、そうではなく、いいものが出来たらその都度ターゲットとなるユーザーを連れて来て、テストする必要性があるということ。(※ここで注意しなければならないのは、アンケートなどをとってユーザーの言うことを聞けばいいものが出来るわけではない。いいものができたら→ユーザーを連れてくるという流れ)日本では、行間を読むだとか、空気を察するなどの文化があるが、仕事ではそういったものは捨てて、ユーザーとその目的を外化することが重要。ユーザー情報とゴールへの筋道を開発者同士で共有することで、つねにそれを意識して開発が行えるし、コラボレーションもしやすくなる。また、評価の基準も明確になる。ペルソナ/シナリオを作ると、満足してそこでほったらかしにしてしまいがちだが、むしろそこから、会議のたびに壁に貼るなり、ペルソナ人形のようなモノを用意してそれを会議中においておくなりする事で、常にそれを意識するようになるとのこと。
この話を聞いていて、任天堂の宮本さんの肩越しの視線の話を思い出しました。
その時代から、宮本さんは なんにも知らない人をつかまえてきて、 ポンとコントローラー渡すんですよ。 で、「さあ、やってみ」って言ってね、 なんにも言わないで後ろから見てるんですよ。 わたしは、それを 「宮本さんの肩越しの視線」と呼んでたんですけど。
課題(ペルソナ/シナリオの作成)
グループ毎に前回ユーザーテストを行ったサイトを用いてペルソナ/シナリオの作成を行いました。
- インタビュー内容を決める
- 被験者を2人連れて来てインタビュー(実際には、3人行いました)
- 実際にサイトを利用してもらう
- キーワードをポストイットに書き出し、模造紙に貼付けてカードソート
- カードソートを基に、ペルソナ/シナリオを作成する
浅野先生が言われていたことは、ワークショップはクオリティを求めるのではなく、とにかく体験すること。アクティビティシナリオ(例:引っ越しの時に必要な情報を調べる)とインタラクションシナリオ(例:引っ越しのメニューをクリックしてページを開く)の違いを理解して帰る。キャッチコピーも大切など言われてました。
今回はかなり駆け足でしたが、上記の通り、ペルソナ/シナリオ法について学びました。HCDのセミナーは毎回思いますが、とにかく全くこういったことはやったことがなかったので、毎回勉強になります。
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