CSS Nite LP7「IAスペシャル」に行ってきました。よくよく考えてみると地方版ではない東京でのCSS Niteははじめての参加でした。今回はIAスペシャルということで、IA、情報アーキテクチャがテーマでした。
長谷川敦士さん
情報アーキテクチャの全体像 〜ワークフローとケーススタディ〜
長谷川敦士さん(株式会社コンセント)
個人的にはトップバッターのコンセントの長谷川敦士さんの『情報アーキテクチャの全体像〜ワークフローとケーススタディ〜』がIA全体を俯瞰して見れたし、やらなければならないことも明確になって、一番よかったです。僕はただ漠然とIAというものを捉えていたので。ようはIAはいかにコンテンツを見ている人に伝えるか、コンテンツと人を繋げるかの話ではあるのですが、後半のケーススタディで、前提要素[戦略・調査/分析](ユーザー、コンテンツ、コンテキスト)があり、コンセプト定義(ユーザーにどんな体験をしてもらいたいのか?を定義して)、その後、情報アーキテクチャ設計(サイトストラクチャ、ナビゲーション、ラベル)を行って、はじめて画面設計に入る。もちろん制作するサイトの規模や予算、進め方など案件ごとに柔軟に対応する必要があるかとは思いますが、それでも1つの筋道として参考になりました。
スライド:http://www.slideshare.net/atsushi/css-nite-lp7-session-1-ahasegawa
またコンセントのラボのページにおもしろそうな資料がいっぱいあるので、また後で見るためのメモ。
林千晶さん
プロジェクトマネジメントから見たIAの大切さ
林千晶さん(株式会社ロフトワーク)
ロフトワークの林千晶さんは、プロジェクトマネジメントの視点からIAについてお話いただきました。かつては一軒家を立ててたイメージが、今では高層ビルを立てなければならなくなってきてる。そこでは、壁の色や外観よりも、構造として機能しているかが重要。(案件の規模によるとは思いますが)
ロフトワークさんの事例として、NIMS(物質・材料研究機構)のサイトを紹介していただきました。NIMSのサイトでは若手育成や論文発表数の向上などの明確な目標があり、それ実現しているサイトとのこと。
スライド:http://www.slideshare.net/chiaki0808/20090912-cssnite-lp7
ブログ:CSS Nite LP, Disk 7終了 | ロフトワーク林千晶のブログ【細うで繁盛記】
佐藤伸哉さん
IAの欠点〜IAの本来の目的と役目
佐藤伸哉さん(ソニー株式会社)
一方で、ソニーの佐藤伸哉さんは『IAの欠点』について話されてました。IAはあくまで全体のプロセスの1ステップでしかない。情報構築の前行程なので、後行程も重要ですよという話やわりとコンセントの長谷川さんの内容に近かったため、IAの全体像を復習するような内容だったと思います。最後のパネルディスカッションで、IAのアップデートは必要で、場合によっては手書きで修正をかけていく事も重要という話もされていました。
スライド:http://www.slideshare.net/nobsato/css-nite-lp-disk-7-seesion3
以下メモ:
- IAの作業は全体プロセスの1ステップ、完結しない
- 必ず目的がある/目的を理解する
- 理由を知る/理由を説明する
- 常に「その作業がなぜ必要か」を考える
- 不必要な作業はやらない(お金と時間の無駄)
+
- 誰が担当すべきかを考える
- 次に誰が何をするかも考える
良いサイトを作るためにIA作業がるのであって、自己満足のためにやるのではない。
坂本貴史さん
IAワークショップ〜LPOをテーマに〜
坂本貴史さん(ネットイヤーグループ株式会社)
ネットイヤーグループの坂本貴史さんは、具体的に今回のセミナーの前に課題をだしてくれて、それに対する回答という形で話をすすめていました。せっかく宿題を出してくれたのに取り組まずに聞きに行ったことがもったいなかった。
競合他社を見比べて、同じ業種なら当然似てくる部分も出てくるので、その部分はあえて揃えた方がユーザーは使いやすいサイトになるという話もされてました。グローバルナビの情報をグルーピング、サイトマップの作成、リクルートページのナビゲーション、ユーザーニーズからサイト要件を整理するなど、実際に手を動かしながらセッションはすすめられました。
スライド:http://www.slideshare.net/bookslope/css-nite-lp-disk-7-seesion4
ブログ:IAスペシャルでのワークショップ (CSS Nite LP, DISK 7) at bookslope blog
以下メモ:
最適なメインメニューを考えてみよう
- 情報の共通項を見つける
- 他社との共通項を見つける
- 重視する方向性を決める
サイトマップを描いてみよう
- ビジュアルボキャブラリーを活用する( 参考:Visual Vocabulary)
- 関係性を示す
ナビゲーションを考えてみよう
- 位置情報(文脈)を制作に配置
- 関連情報で行き止まりをつくらない
- 利用目的により方向性が決まる
導線を考えてみよう
- 導線の始点はホームページだけではない
- 目的達成のための導線は個別最適
小久保浩大郎さん
マークアップとIA
小久保浩大郎さん(INFORMATION ARCHITECTS INC.)
小久保さんの話はサイトストラクチャではなく、ページストラクチャの話。インターフェイスフェイス=ブランド(Information Architects Japan » チーズバーガーのインターフェイス)、サイトではなくページがインターフェイスその結果としてユーザーエクスペリエンスUXが起こる、HTMLの文書モデルを学ぼう。
途中から内容についていけませんでした。スイマセン。
長谷川恭久さん
IAからWebサイトデザインへの突破口
長谷川恭久さん(could)
テーマはコンテキスト。トリという事もあり、プレゼンテーションは独特のヤスヒサさんワールドでした。コンテキスト(文脈)に対してデザインのできることとして、体験の具現化、パターン、オープンスタンダードなどをあげられてました。
スライド:http://www.slideshare.net/yhassy/css-nite-lp-disk-7-ia-special-session-6
ブログ:CSS Nite LP7 で IA に関する講演をしました : could
以下メモ:
人は情報を探している(サイトを探しているのではない)。人々はサービスを使っている。人々は状況に集まる(地域とか好みとか)人々はあつまってそこでコミュニケーションをしている。
- 障壁を取り除く
- 共有は必須コンセプト
- コンテンツはサイトの外へ
- マイクロコンテンツ
- 利用者がコントロール
人はウェブサイトを見ている
contextこそ、iAのウェブサイトの突破口になるのでは? contextを明確にすることによって、利用者のactionにつなげる。
contextにたいしてデザインはなにができるのか
体験の具現化
- 体験や感情はゴール設定になりうる
- ストーリーを組み立てる
- 行動を中心にしたモデルの構築
- 利用者に最適なトーンを見つける
パターン
- 利用者は既に他のサイトで時間を過ごしている
- 既に共有されている知識の再利用
- 利用者のコンテクストの理解
オープンスタンダード
- 人が使っているものを使う
- 相互互換性の実現
今後の課題
- コントロールをユーザーにゆだねるデザイン
- Webとリアル世界との関連性はより強いものに
- 強いリーダーシップ
The details are not the details.They make the design.(Charles Eames)
当日撮った写真はFlickrにアップしてます。
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2009年9月12日、ベルサール神田にてCSS Nite LP, Disk 7...
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