15日金曜日はNPO法人 東海インターネット協議会で IAMASの赤松正行教授とサウンドウォークジャパンの加藤久昭氏によるiPhoneのセミナーに行ってきました。

「10分でできるiPhoneアプリケーション開発」

まず、赤松先生。

App Store アプリケーションが22個、インハウス・アプリケーションが10個以上と、多くのiPhoneのアプリケーションの開発や大垣でのiPhoneの勉強会なども行っている赤松先生。

「10分でできるiPhoneアプリケーション開発」というタイトルでしたが、内容的には作品の元になっている考え方やアイデアの話が中心でした。

赤松先生自身の方向性・趣味志向として、自律分散志向、創発的環境志向(なにか意図するわけではなく、生まれる環境を作る用意する)、実時間志向がある。 そういったスタティックではない、ダイナミック・メディアに興味があるのだという話だったのですが、そんな中で、Earthen Bodied Augur, 2007というダンス作品の映像を紹介していただきました。



iPhoneについて

iPhoneは2007年の6月にアメリカで発売された時に、アメリカの知人に買ってもらったときに、なんだこれはとびっくりしたそうです。そして開発をしていくとその感覚はより広がったそうです。

Snowflakes

Snowflakesは数十台のiPhoneとネットワークを使った、パフォーマンス / インスタレーション作品。



この作品は、数十台のiPhoneとMax / MSPでプログラムされたシステムを走らせているPCとをネットワークでつなぎ、iPhoneの画面のタッチの仕方やタイミングなどで、様々な表情や、音を奏でる作品。Snowflakesについては以下のリンク先に日本語の概要があります。


セカイカメラ

赤松先生は技術顧問として、セカイカメラにも参加されています。僕個人としては、このエントリーの中央の写真に赤松さんが写ってて、うぉってびっくりした記憶が残ってます。



そのセカイカメラのデモも見せていただきました。セカイカメラは大垣でも開発を行っているそうなので、今後の展開が気になります。


iPhone開発の紹介として、iPhone SDKの教科書の紹介、また、初心者向け勉強会や戦略会議というのを行っているそうなのですが、現在、学校の施設でやっている関係上、人数制限を行っているそうで、6月?ごろから大垣のドリームコアでiPhone塾というのを開催できるように準備をされているそうです。特に、中高生にプログラミングを教えていくことで、何かおもしろいことが起こらないかを楽しそうにはなされていました。


iPhoneへの戦略

iPhoneへの戦略として以下のキーワードをあげられてました。

  • 組み込み機器
  • リソース、API限定
  • 個人・小規模
  • 企画予想が困難
  • 単機能・単純明快
  • 連携機能の不足
  • 多品種・少量販売
  • 収益の格差
  • 世界対応・各国対応
  • 不透明な審査

個人的に興味深かった点としては、個人・小規模での開発や企画予想が困難の話で、マーケットがまだまだ予測できなくて、どんなアプリケーションがヒットするのかが読めない。したがって、コストや人員をかけても、必ずしもコストが回収できない可能性もあるので、まずは、個人や小規模での開発がいいのではないかと。また、自分が作りたいものを作って、それをアップするのがまずはいいのではとのこと。

iPhone 3.0

iPhone 3.0についても解説していただきました。

  • コンテンツ購入(App Store)
  • プッシュ通知
  • 音楽ライブラリのアクセス
  • P2Pペアリング
  • Bluetooth/Serial制御
  • 新iPhoneは未発表

まず、大きな点として、今まで売り切りであった部分が、コンテンツ購入という形でも販売することができるようになるそうです。たとえば、雑誌のように月々幾らか払うとコンテンツが見れるという仕組みで、今後そういったコンテンツがいろいろ出てきそうですね。プッシュ通信は、例えば、現在skypeなどはskypeを立ち上げておかないと受信を受け付けることができないのだが、プッシュ通信を使えば、裏側で立ち上げておいて?電話を受け付けることができるようになるそうです。P2Pペアリングは先ほどのSnowflakesなどでも、PCでサーバーをたてることなく実現することも可能になるのではと話されていました。


「iPhoneアプリケーションを市場に出したら…」

続いて、サウンドウォークジャパンの加藤久昭氏による「iPhoneアプリケーションを市場に出したら…」が行われました。同社が開発したアプリを市場に出したときの具体的な数字を例にどういった経緯でどのぐらいダウンロードされたかなどをお話いただきました。また、日本向けに発売したアプリであるにも関わらずアメリカやイギリスでも売り上げがあったりと、予想外なことも教えていただきました。

今後は日本向けのみならず、海外向けにコンテンツの開発を進めていきたいと話されていました。


iPhoneアプリ開発がしたい

今回のセミナーを受講して、ますますiPhoneアプリ開発熱が高まってきました。作りたいものが作れるようになるには、半年から1年ぐらいかかりそうな気がしますが、コツコツなにか作っていきたいなぁと。当面はiPhone SDKの教科書でもやっていこうかなと思っています。がんばろー。


参考:



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