アウトプットに時間がかかってしまいましたが、二日目。二日目はなんと言っても中村勇吾さん、そして城戸さん、niumさん、Spark project。。。感想のボリュームがおかしな事になってますが、どれも刺激的でした。

基調講演

  • DESIGN
  • DEVELOPMENT
  • DEPLOYMENT

二日目の基調講演は上記の3つのテーマでいろいろな技術的な側面から、話が進められました。


Photoshop、Flash Catalyst、Alchemy、ColdFusion、DreamWeaverやFlashコンテンツのSEO効果の話などがありました。個人的に興味深かったのは、太田さんのDynamic Streamingの技術で、FLASH MEDIA SERVER 3.5の話だったんですが、帯域を変えるときに、従来ですと遅延というか、待ちの時間があったものが、ムービーの途中で帯域を変えてもシームレスに繋がるもので、これにより、はじめのほうは細い回線用の動画で流し置きつつ、ストリーミングのロードが完了してきたら、太い回線用の動画に切り替えるといった事が可能だそうです。(あってるかな?)



映像とプログラミング - 中村勇吾



中村勇吾さんのお話のテーマはアニメーションでした。スライドはワードでしたが、ある意味、アイデアというか、ノートの走り書きを見る事ができたような気がして、おもしろかったです。

アニメーションの語源はラテン語で霊魂を意味するアニマから来ていて、例えばポニョなどは人力によって豊かな表現をしている。そういった映像アニメーションにはない、何か別の「アニマ」がないだろうかということで、話ははじまりました。

前回のAdobe MAXの時にも話にありましたが、駆動エンジンの話もありました。アルゴリズム駆動、DB駆動、人力駆動(インターフェース内でフォーマット化された入力)として、以下のようなサイトを紹介していただきました。


アルゴリズム駆動
DB駆動
人力駆動

JOCATORE はリフティングしているボールを中心とした2枚の映像が組合わさったものなんですが、手動で重ね合わせているとのことでした。てっきりプログラムであわせているのかとおもっていたので。


UTLOOP では、はじめに持っていったデモも見せていただきました。はじめは、Tシャツを着た静止画をただひたすら組み合わせて、それらのTシャツに引き出し線が出ていてTシャツの名前がひたすら出るといったものだったのですが、CMとしては静止画をシャシャシャシャと高速に切り替えたものは放送する事ができないということで、この案は通らなかったそうです。

モリサワのFONTPARKでは、ワンハンドインターフェイスという話もされていました。クリックしてまわしたら回って、くりくりしたら拡大縮小できたりする。イラレできっちり作る感じではなく、なんとなく触りながら作っていけるようにしているようです。しかもその試行錯誤が後からみれるところもおもしろい。

次に、アニメーションといえば、物語を語らなければならないというのがありますが、物語を一旦放棄してその様相やトーンだけを発する構成物、環境的、音楽的なアニメーションの話になりました。ノーマンマクラーレンが試みていたことに近いとも言われていました。

時計

ストーリーを放棄するという話の中から、中村さんが例としてみせてくれたものの一つが、時計のシリーズ。一つ一つはそこまで強さは持っていないが、飽きる直前で切り替わっていく。それがただただ淡々と続いていくというもの。やっぱり中村さんと言えば時計!

グラフィックデザインの拡張

UNIQLO TEASERは、ユニクロのCIを佐藤可士和さんが作って、CIガイドラインのようなものを見たときに、それをそのままウェブでやったという感じだそうです。ユニクロそのもののコンセプトが超合理性というものなので、中村さんと相性がいいようです。中村さん自体、ユニクロの仕事は素でやればいいんだと言われていたのが印象的でした。

佐藤可士和さんのサイトは、佐藤さん専用のプレゼンツールだそうで、佐藤さん自身、いろんなところで講演する機会が多いらしく、そういったときに、しゃべっている後ろで流しておけるものというのがあるようです。また、詳細を見ると、自動的に写真が切り替わるんですが、これも佐藤さんがしゃべるスピードと同じぐらいのテンポでかわるように設計されているそうです。



DROPCLOCKの次の展開として、壊れる瞬間を捉えた作品を作っているそうです。本来なら、名作の椅子とかを落として捉えたいとの事だったのですが、さすがにそれはお金がかかりすぎるだろという話で、Flashで物理エンジンを使って今色々試しているそうです。



もう1つおもしろそうな試みとして、人為的に奇跡はおこせないかという話もありました。上記のような動画を見せてくれて、こういうことを意図的におこす試みというのをされているそうです。コンピュータを使えば、永遠実験を試して、その中からよかったもの(奇跡が起きたもの)を取り出すことができるので、それを積み木のようなものが最終的に積み上がるサンプルを見せてくれました。前日のジョシュアさんやエリックさんも実践していた話なのだが、プログラムを作っておしまいじゃなく、それを使って永遠繰り返していいものがないかを試す時間っていうのも確かに必要なものなんだなと思いました。


ホームページ/WEBサイト/インターフェース/サービス/アプリケーション/ツール…

最後に中村さんが自分が今何を作っているのかをちゃんと意識した方がいいという話もありました。



参考:


[Flash]アイデアの実装:コントロールと最適化 - Roxik 城戸雅行



城戸さんのお話はムービークリップの制御、最適化についてでした。城戸さんといえば、エコだ!動物園のような3Dの表現。Flashでそれを実現するには、速度を出すためのテクニックがあるようです。

回転のしない2Dでムービークリップを操作している分にはムービークリップの変数(xとかyに)に値を入れても特に問題のないことも、視点が回転したり、軸が増えて3Dになったりするとこれがややこしくなる。

そこで視点とレンダリングの関数を用意しておいてそこで最後の処理を行うとのこと。


またビットマップを効率よく使う方法や補間の話など、実際にコードを書きながら説明をしていただいたので、とてもわかりやすいセッションでした。それにしても相変わらずスライドが作り込んでてすごい。



参考:


コンテンツ制作の決め手、Progressionが可能にするFlash の未来 - Progression プロダクトマネージャー/デザイナー 阿部貴弘



次はProgressionのniumさん。

  • Progressionとは何か?
  • Progressionが必要な理由
  • “目指す未来”

という3つのテーマで話がすすめられました。

“作りたいものは、楽しいところだけ作る”

Progressionはniumさんが手塩にかけて作り上げたフレームワークで、すごいのは、コンポーネント、タイムライン、クラスベースと3つの方法で制作できることから、ライトユーザーからコアユーザーまでそれぞれに利用できるほか、リンケージ一括設定などの拡張機能だけでも、便利で使わせてもらってます。僕も一度このProgressionを使わせてもらったんですが、今まで作り込めなかった部分をコードを少し書くだけで実装してくれる。プラスアルファの作り込みを自動でしてくれるという印象でした。Progressionといえばページ遷移の用意さなどがあると思うんですが、僕が使った時は、キャストとコマンドが便利でそれを使わせてもらったというかんじでしょうか。また機会ができたらページ遷移のあるProgressionを使ったサイトにもチャレンジしてみたいです。

2009年1月現在で、事例総数209件、事例増加の推移もProgression 3をリリースしてからイベント等もあわせて開催されたことから、特に増えているようです。

また、今回の話で興味を引かれたのは、バナー制作からゲーム制作まで、多様な用途に対応できる機能も追加されるほか、拡張機能も今後強化されていくそうです。具体的には、Progressionの拡張機能コンテストが開催されるらしく、現状でもプレゼン用の拡張機能にもあるように、便利なものがより増えていくようです。たのしみですね!



参考:


コミッタ全員集合!? Spark project ライトニングトークセッション - Spark project



最後はbeinteractiveの新藤さんをはじめとした、Spark project方々のセッションでした。発表は一人持ち時間5分のライトニングトーク形式で、以下の内容がありました。

参考:

個人的には、SaqooshaさんのFLARToolKitとnutsuさんのFrocessingに興味を持ちました。


FLARToolKitは変な言い方ですけど、なんと言っても未来っぽいというか、夢のツールを実現できそうというか、Saqooshaさんがちょっと前から色々やっているのは見てたんですが、やっぱりすごい。AR自体は前からあった話かもしれませんが、それがFlashに移植されたということで、ぐっと自分にとって身近になったというか、僕も何か作りたいです!


FrocessingはProcessingライクなドロー系のASライブラリで、認識が間違ってるかもしれませんがいろいろあって描画が速い事と、様々な図形というか描画のメソッドを持っているのでその辺の描画が楽になること。Processing自体は恥ずかしながら触った事ないんですが、ASで次やるならこれだ!と思いました。とりあえず勉強会に向けて触ってみたいと思います!



セッション終了後にnutsuさんとzk33さんといろいろと話をさせていただいてありがとうございました。まさかこんなところで都筑先生でつながるとは。。。

充実の2日間で刺激を受けまくりました。色々教えていただいた事を早くアウトプットしていきたいです。やるぞー!


tags:AdobeMAX AR processing Progression 城戸雅行 中村勇吾 阿部貴弘 Sparkproject 新藤愛大 


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