冬のWCAN

先週土曜日はWCAN Winterでした。冬のWCANと言えば、長谷川恭久さんです。WCAN 2009 Winter で紹介したサイト一覧 : couldで今回紹介したサイトやサービスを紹介してます。70って。時間見つけてじっくり見よう。

また今回は、名古屋のウェブ制作会社各社が各々の実績とノウハウをそれぞれ発表していて、中でも、モンキーワークスさんとアクアリングさんはさすがだなぁと。なかなか貴重な話が聞けました。地方の勉強会って、勝手なイメージで恐縮ですが、東京のすごい人を呼んで、なかなか普段やっている案件とは規模の違う話とかだったりして、勉強にはなるけど、なかなか難しいなぁと思っていたのですが、こうやって地元の人がそれぞれ話をするのはいいなぁと思いました。あそこがやってるなら自分も頑張らなきゃって。2枠のうち1枠は地元とかいいなぁ難しいかなぁ。

WCANのロゴ

今回は、2010年に使うWCANの新しいロゴの投票もありました。事前にウェブで3案に絞り、その中から当日1案を決めました。残念ながら僕の作ったロゴはかすりもしませんでしたが、せっかく作ったので、ここに載せておこうかなと。


1案目

typo collecting

四季に応じたカラーパターン


ウェブの勉強会のロゴということで、ウェブならではの面白い事できないかなぁと考えてました。例えばつぶやきに応じて変化するロゴとか、アクセスに応じて成長するロゴとか。まあ、好きにやろうと思って、まず1つ目の案は、名古屋の各所で写真を撮ってきて、それからロゴを作るという試みを行ってみました。撮った写真は typo collecting - a set on Flickr にアップしましたが、まず、名古屋にある形を集めてくる。結局会社休んで一日しかできなかったのですが、栄周辺をカメラを持って散策する。撮った写真の中から形を抜き出してスケッチを起こす。それらを組み合わせて1つのロゴにする。WCANは1年間に4回、季節ごとに1回ずつあるので、四季に応じたカラーパターンを作っても面白いかなとも考えました。(右の画像だけど、なんだかティッシュの箱みたいだ)


2案目


2つ目の案は、そもそも募集要項から外れてるという話だったのですが、□Wというマークをアイコンとしてウェブ上で面白い事できないかなぁと。例えば右の写真はFlickrの中にWCAN mini ASで発表する僕の写真なんですが、そういうのを見つけてきてスクラップするみたいな。


新しいロゴ

それで、新しいロゴはWCANのサイトに掲載されていますが、こちらになりました。ステッカー作ったり、サイトリニューアルしたり、ロゴ変えるって大変だ。みんなに愛されるいいロゴに育つように手をかけたいですね。




翌日、木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざしを見てきました。二人はパリで一度会っているらしく、図録の表紙と裏表紙を飾っている。展示の最後に、二人のコンタクトシートがあったのだが、これがよかった。「本郷森川町」のコンタクトシートもあり、最終的にアウトプットされたその1枚に至までの過程がみれて興味深かった。写真は恵比寿にて。


tags:写真 



ジャンルイジ・トッカフォンドさんのアニメーションに会いに、東京藝術大学大学院映像研究科の公開講座「馬車道エッジズ コンテンポラリーアニメーション入門」の第3回講座『ジャンルイジ・トッカフォンドの誘惑(イタリア)』に行ってきました。講師は東京藝術大学大学大学院教授でアニメーション作家の山村浩二さんです。

ジャンルイジ・トッカフォンドさんは、僕が大学生のころ、1998年にユナイテッドアローズのCMではじめて目にしました。このCMは、烏龍茶のCMでもおなじみの葛西薫さんのお仕事で、そこに出てくるアニメーションをトッカフォンドさんが制作されていました。当時、その実写とも絵画とも分ける事のできない有機的なアニメーションに、衝撃が走りました。一瞬で虜になってしまいました。当時やっていたテレビ番組ファッション通信をビデオに録ってその中のCMとして流れていたユナイテッドアローズのCMを繰り返し繰り返し見ていたことを覚えています。今回はそのトッカフォンドさんの作品が一気に数本見る事ができ、しかも、山村さんの解説付きということで、横浜まで行ってきました。

ちなみに写真はその横浜に行った時に撮ってきた写真たちです。



上映された作品は、「United Arrows TVCM(1998)」、「Scott Free Productions(1997)」(ブレードランナーなどで有名なリドリースコット監督のスタジオのアニメーションロゴ)、「La Biennale di Venezia(2004)」(ベネチアビエンナーレのトレーラー)、「La Coda / しっぽ(1989)」、「La Pista / ダンス・フロアー(1991)」、「La Pista Del Maiale / 豚のダンス(1992)」、「Le Criminel / 犯罪(1992)」、「Pinocchio / ピノキオ(1999)」、「Essere morti o essere vivi è la stessa cosa / 生きようが死のうが同じこと(2000)」、「La Piccola Russa / 小さなロシア(2003)」、でした。

「La Coda / しっぽ(1989)」は初期の頃の作品で、中に出てくるこの人物は、バスターキートンであるということを解説や配布された資料で知りました。トッカフォンドさんは、バスターキートンの動きを使い、その上に絵を描いたり、変形させたり、逆再生したりしています。バスターキートンは言わずと知れたアメリカのコメディ映画の王様ですが、トッカフォンドさんは彼の動きにとても魅力を感じ、その動きをバラバラに分解してみたり、ねじ曲げたり、またくっつけたり、まるで子どもが昆虫を捕まえて闘わせるかのごとく、神様の視点でバスターキートンを操っているかのようでした。途中に出てくるナンバリングはコマを動かしている事を、逆再生をしている事を印象づけるためではないかと、山村さんが解説されてました。逆再生されているが、実は別のアニメーションになっている。Codaは音楽のコーダも関係しているのではとの話もでました。

トッカフォンドさんのアニメーションの特徴は、手足が極端に丸くデフォルメされていたり、頭に耳が生えていたり、どこか夢の中に出てくるような味わいがあります。「Pinocchio / ピノキオ(1999)」は、トッカフォンドさんがかねてから制作したかった作品らしく、原作からシーンの記憶を再構成しているかのような作りになっているようです。ピノキオと言えばディズニーのアニメーションが思い出されますが、原作はもっとシリアスな内容でした。おじいさんはお金のためにピノキオを作っていたり、コオロギのクリケットはつぶされてしまう。エンディングの方では、ピノキオが首を吊っているかのようなシーンもでてきたり、ラストのシーンは、テーブルで死んでいるのか寝ているのかわからないピノキオがでてきます。夢の中を描いているようなトッカフォンドさんの作品がピノキオのダークな部分を見事に描ききっていました。

トッカフォンドさんのアニメーションは生と死、逃亡、ダンス、夢というのがキーワードになりそうで、僕は「Essere morti o essere vivi è la stessa cosa / 生きようが死のうが同じこと(2000)」が、今回解説を聞いてなるほどと思った作品でした。生きようが死のうが同じことは、イタリアの映画作家であり詩人でもあるピエル・パオロ・パゾリーニの死の二十五周年を記念する作品を6人のイタリア人映像作家がが制作するという時に作られた作品で、ある男が橋から飛び降りて死ぬシーンからスタートする。男は天使に導かれ、自分の人生を振り返る。最後には天使に猿にされてしまい、どこかへいってしまう。トッカフォンドさんのアニメーションは、記憶の記憶というか、記憶の曖昧な形も感じ取れると思いました。男は自分の人生を振り返るわけですが、それは流れるように過ぎ去っていき、時に歪曲や変形をしているかもしれない。その事柄が本当にあった事なのかさえあやふやにも感じられる。そんな印象を受けました。

「La Piccola Russa / 小さなロシア(2003)」も同じように生と死をテーマにしている。小さなロシアとは、トッカフォンドさんのおじいさんが住んでいた地方で、ソビエトのシステムに賛同した地域や村を小さなロシアと言っていたそうです。物語はうさぎを殺し、それを調理する両親を見た少年のトラウマからはじまる。少年は興味を女の子、そして女性へと向ける。やがて売春婦へ溺れていく。そして両親も殺し、奪った金でまた売春婦と会う。しかしそれは夢なのか、男は警官に連れて行かれる。



講義の中で、山村さんがトッカフォンドさんのスタジオに訪問してきたときの話をスライドを見せながらしてくれました。イタリアという国においては、そこまで大きなアニメーションスタジオがあるわけでもないらしい。ヨーロッパでは、フランスがアニメーションの大きなスタジオがあり、トッカフォンドさんもフランスのスタジオの仕事をしたりもしているそうです。なのでフランス語もしゃべれるそうで、山村さんたちが訪問したときは、フランス語でやりとりをされたそうです。トッカフォンドさんのアニメーションの1つの特徴である、変形するアニメーションは、ゼロックスのコピー機を使って作られているそうで愛用のコピー機や絵を描く時のアクリル絵具などが写真ででてきました。日本のぺんてるの筆ペンが最近のお気に入りらしく、絵コンテを描く時に使っているそうです。本棚のスライドでは、トッカフォンドさんが表紙を描いた本や、ポルノっぽい写真集も置いてあり、そのなかにアラーキーの写真集も置いてありました。山村さんはピンときたらしく、アラーキーの写真は、まさにエロスとタナトス、生と死への欲望をテーマにしていて、トッカフォンドさんの作品との共通点を感じたそうです。

今回、なかなか見る機会が無かったトッカッフォンドさんの作品が見れるという事で、思い切って行ってきてよかったです。トッカフォンドさんの作品を見て、やっぱりこういう生っぽいもの、手触り感があるものは好きだなぁと改めて感じました。短編のアニメーションはなかなか見る機会がないのですが、やっぱり広島のアニメーションフェスティバルは行かないといけないですね。

参考:
Gianluigi Toccafondo
Ottawa 05 International Animation Festival
YouTube - spot aiutiamole TOCCAFONDO

関連エントリー:
コンテンポラリーアニメーション入門、第三回講座は「ジャンルイジ・トッカフォンドの誘惑」 | LifeLog | ra66it


tags:アニメーション 横浜 


フード理論

2009.12.02

Movie

TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルの「お菓子研究家・福田里香さんに聞く!名作の裏に〝フード理論″あり!!」(前編 / 後編)がかなり面白いとお勧めされていて、ようやく帰りの電車で聞いた。もう一ヶ月前のポッドキャストですね。んで、聞いてみて、ヤバかった。まず、黒澤明監督の7人の侍がフード理論的にいかにすばらしい映画かを福田さんが熱く語っていて、冒頭のシーンの話だけで鳥肌が立った。7人の侍をメインに、水戸黄門、宮崎アニメ、細田守作品をフード理論的に優れているかを解説してくれています。オススメです!

そもそものきっかけが、細田監督が出演したとき「細田監督・生ゲスト!」(後編)のはがきがきっかけとか、おもしろい。あぁ、七人の侍をフード理論視点から見直したい!


tags:映画 フード理論 



気がつけば20代も終わり、30になりました。早いもんです。そこで自分へのプレゼントとして、ちょっと前からねらっていたカメラDP2を購入しました。それまでデジカメはニコンのD50を使っていたのですが、会社はいってはじめての給料で買ったあのカメラも長く使ってきて物足りなくなってきて、次何にしようか、相当悩みました。ニコンのD300sやD700などもありかなぁと思っていたのですが、会社でD90が借りれる事や、少し違うカメラも使ってみたいなぁと思って、DP2にしました。

イメージセンサーのサイズと撮りたいもの

DP2の魅力はなんと言っても、イメージセンサーのサイズの大きさ。コンパクトデジカメとしてはとても大きな20.7mm×13.8mm。デジタルカメラの撮像素子(CCD、CMOS)サイズ比較を見てもらえればわかりやすいかと思いますが、デジタル一眼レフカメラよりひとまわり小さいだけのサイズのセンサーで、加えてファビオンX3というRGBのそれぞれの色を1つの画素で3層に捉えることのできるらしく、1つの画素に1色づつしか捉えることのできない一般的なセンサーよりも、豊かな表現をしてくれるんじゃないかと期待しています。

結局のところ僕にとって写真を撮る行為とは何かと考えると、美しい景色との出会いや楽しい友人との思い出など、その場の空気感を閉じ込めてそれを誰かに新鮮なまま伝えること。そのために一番重要なことは、写真の質感だと思っています。デジタルカメラも昔に比べたら、ものすごい技術革新がなされてきているとはいえ、まだ35mmフィルムと同等の撮影面面積を実現するためには、高価な一眼レフカメラを手に取るしかない。しかしながら大きな一眼レフは、使いどころを選ぶカメラで、仕事や友人の結婚式など、本気モードの時はそれくらい大きい方が気合いが入っていいのだが、休日に肩の力を抜きたい時にガシャンガシャン撮るわけにもいかない場合もある。とはいえ、フルサイズのデジイチとまではいかないにしても、一般的なデジイチぐらいのセンサーはやっぱりほしい。それが実現できるカメラがDP2だったわけです。

DP2とDP1s

DP2と同じシグマで兄弟のようなカメラにDP1sがある。DP2とDP1sの違いは、大きなところでレンズが違い、DP2は24.2mm F2.8、35mm判に換算すると41mmという標準レンズに対して、DP1sは16.6mm F4、35mm換算で28mmに相当する広角なレンズになっている。細かいことはよくわかってないけど、DP1sは風景を撮るのによさそうで、DP2は人を撮るのによさそうだなぁという印象で、やっぱり個人的にたくさん撮りたいものは人という結論になった。

現像すること

DP2は基本はRAWで撮影して、付属のソフトSIGMA Photo Proで現像する使い方がいいらしい。RAWで撮ればISO 50が使えるのも魅力的。この現像するという行為は手間がかかるがおもしろい。ホワイトバランスを後で変えることもできるし、色味やコントラストなど、写真に応じて調整することができる。ぼくはちょっと色味が濃い写真が好きだから、そういう写真も生のまま作る事ができるので、楽しい。jpegを画像ソフトでいじる事とは多分意味が違うのではないかと思う。難点はRAWデータが結構かさばることで、メモリーカード4GBだと260枚ぐらいしか撮れないし、その撮ったRAWデータをどうやって保存しとくかが問題だなぁと思った。

誕生日

そんなわけで、誕生日は彼女と岐阜を散策。美味しい夕食もごちそうになった。いや〜あれは本当に美味しかった。また行きましょう。ありがとう。

撮った写真は何枚かFlickrにアップしました。thirty - a set on Flickr



tags:DP2 岐阜 誕生日 


剥製たちが今にも動き出しそうです!


先週東京行ったときの話ですが、上野、日暮里、秋葉原辺りを散策しました。ちょっと時間があいたのと、その後、日暮里で待ち合わせということもあり、お昼ごろから上野へ。上野といえば、動物園や美術館もありますが、個人的には、小学生の時に図書館から借りて読んでいた恐竜の化石の漫画の影響で、国立科学博物館にあこがれを持っていました。確か、中学生ぐらいの時に1回行ったことがあるぐらいで、なかなか行く機会がなかったんですが、今回行ってみて、めっちゃきれいになっててビビりました。


tags:国立科学博物館 やべー